Windows XPのサポート終了
2014年4月8日、Windows XPのサポートが終了します。
PCの入れ替えや、ソフトウェアのバージョンアップなどの対策は終了していますか？
Windows 2003 Serverのサポート終了
Windows XPのサポート終了だけでなく、Windows 2003 Serverは、2015年7月14日にサポートが終了するため、こちらも入れ替えの必要が迫っています。
Windowsのバージョンアップに伴う業務ソフトなどのバージョンアップ
Windows XPから、7や8にバージョンアップする場合、パソコン本体の買い替えだけでは済みません。Windowsのバージョンが変わることにより、XPでは動いていたシステムが、7や8では動かないということが起こります。Windowsサーバーが2003だった場合、同時に入れ替えたほうがコストが安くなることが考えられるため、
総コスト＝PC代金＋サーバー代金＋ソフトウェアバージョンアップ代金
ということになり、場合によっては数百万円の出費となります。
対応策
実際のところ、現状、問題無く動いている、XPをベースにした社内システムを、業務の改善によるコスト削減のためにシステムを入れ替えるといった積極的な投資ではなく、バージョンアップによる現状維持のための高額な出費というのは、頭が痛い問題です。そこで、対応策としての選択肢を考えた場合、
- 諦めて出費する
- システムを脱サーバー化する
- 自社専用システムにする
- シンクライアント化する
- 延命策を取る
といった方法が考えられます。
システムを脱サーバー化する
サーバーを使用して動かすシステムで最も多いのは、販売管理ソフトだと思いますが、実際のところ、パッケージの販売管理ソフトの機能を使い切るということは、ほとんど有りません。パッケージソフトは汎用性を高めるために様々な機能を盛り込むため、自社には必要の無い機能が多く有ります。複数のユーザーが伝票を発行するという理由だけで、複数クライアントのソフトを使用しているのであれば、伝票発行するためのPCを2～3台に限定して運用でカバーすることができるのであれば、サーバーが要らないタイプの販売管理ソフトに置き換えることにより、大幅なシステムのダウンサイジングを図ることができます。
当サイトでも、ソリマチ社の業務ソフトを格安で販売していますので、ご利用ください。
自社専用システムにする
上にも書きましたが、パッケージソフトは汎用性を高めるために、自社には必要の無い機能が多く含まれています。また、システムの機能が多すぎて全体を把握していないために、システムの機能を使い切れていないというケースも有ります。サーバーで動作させるようなシステムの場合、バージョンアップ料金も高額ですので、この費用を自社専用システムの開発に使うことにより、業務の改善を図ることができます。販売管理ソフトなどの業務ソフトは税務ソフトのように法律で決められている訳ではないことから、自社の業務に合わせて作りこんでいくことにより、業務の改善や省力化につながります。詳しくは以下のページをご覧ください。
シンクライアント化する
Windowsサーバーの中に、デスクトップを複数作り、各PCからこのデスクトップにログインするということができます。この場合、PC側は画面を表示するだけなので高い性能が求められなくなります。そのため、現状のXPのハードを画面を表示するだけのOSが動いている端末として使用することにより、そのまま流用することができます。さらに、この方法の場合、端末側はPCである必要も無くなり、スマートフォンやタブレットからもWindowsのデスクトップにアクセスすることができるようになります。XPのPCを7や8に買い換える必要が無くなり、ハード的に壊れるまで使うことができます。また、PCが壊れた場合も新品のPCを購入する必要な無く、中古のPCで十分ということになります。
延命策を取る
現状のWindows 2003 ServerやXP、また、その環境で動作するシステムを延命する方法も有ります。
実際にうまく行ったケースの場合、
2,141,022円 → 670,362円
と大幅に費用を圧縮することができました(機材・ソフト代のみ。延命策の場合、作業の方向性が違うため、作業料は含んでいません)。
ただし、
- ある程度の条件を満たす必要が有る
- 費用が掛からない訳ではない
- 延命するよりも、上記の選択肢を取る方が良い場合も有る
- 延命している間に業務改善など積極的な投資行動にするための手を打ちたい
といったことも有りますので、詳しくは、お問い合わせください。